この国とその国が出会う時。見たこともないモノ、見えてくる。

クールジャパンと言うけれど。クールではない品なんて、この国には存在しないと思うのです。伝統があるもの、まだ歴史が浅いもの、高価なもの、安価なもの、すべては等価である、その品に価値があるのなら。

私たちは世界的に注目を集めるクールジャパンという概念を、私たちなりに再定義したいと考えています。ただ単純に、日本のいいモノを紹介するのではなく、日本の暮らしの知恵、ノウハウ、ライフスタイル、いわば〈Japanese way of life〉というものを発信していきたいと考えています。

私たちは想像します。あるアジアの国の日々の暮らしを。その国で生きる人たちが朝起きて夜眠るまで、どんなモノを必要としているのかを。

私たちは想像します。日本とは文化も慣習もちがうその国の人々が暮らしの中で何を幸福と感じるのかを。

私たちは想像します。外国の人が日本のモノの何に惹かれて、何に感嘆し、何に価値を見出すのかを。

そう、いまは外国の料理研究家が日本の料理店に星を付ける時代です。評論する時代です。それまでに誰も知らなかったような焼き鳥屋さんやお蕎麦屋さんがミシュランを獲得するような時代です。そんな時勢で、外部の目線を意識しない、伝統や歴史はきっと廃れていくでしょう。少なくとも世界市場というステージから眺望した場合、他国の他者による生活目線を無視したモノには、グローバルな未来を夢見る力も資格もないでしょう。

もちろん、私たちTAKATRANSは、繊細で精巧な日本のモノづくりに誇りをもっています。けれど、日本のよさを外国に伝える場合、まず私たち自身の審美眼が問われている。そう強く思うのです。

伝統、高級、匠の技、そういった既成概念を超えた視座から日本のいいモノを見つめ直すこと。そして〈Japanese way of life〉=日本のライフスタイルそのものを輸出するという意思に基づき、どんなモノがその国の文化に必要とされているのかを考え抜いていきます。

私たちは探索を繰り返します。鉱脈を探し続ける開拓者のように。古代の石器を砂漠で掘り続ける考古学者のように。自らの足と頭を使って、日本中の知られていない未知のモノを追い求めていきます。机上の論理で理論武装するのではなく、自分たちで体感しながら経験を重ねてモノを吟味します。

日本のいいモノは分野を超えて、クールな存在になれる可能性と潜在力を秘めている。それがTAKATRANSの信条であるから。

同時に、私たちはアジアの多くの国を探訪します。ある島で暮らす人々の暮らしを、ある高地で生きる人々の毎日を、急速に成長を遂げるある街を行き交う人々の日常を。その人々が、どんな日本のモノを手に入れたら幸福になれるのかを真摯に考え抜きます。

TAKASHIMAYA TRANSCOSMOS INTERNATIONAL COMMERCE

私たちは日本のいいモノを海外にとどけていきます。けれど本当に伝えていきたいのは〈Japanese way of life〉古来から日本が熟成させてきた、生活の中の知恵やアイディア、ノウハウ、大きく言えば叡智そのものです。